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ナマアシタノム 名古屋駅西館

魔王退治に出るブログ

美女と野獣、もう一つの勝手なあらすじ

ネタ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E5%A5%B3%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%8D%A3_(%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E6%98%A0%E7%94%BB)

野獣の脇腹に突き立てられた剣。大丈夫だ、傷は深くない。あいつは―
あいつはバルコニーから落ちていった。この高さでは命は無いはずだ。

しかし。

「ああ、街に戻っていく…」
最愛の人は言う。

あいつは死んでいない。
あいつは必ず再びこの人を奪いに来るー


数日後。傷が癒え始めた野獣は考えていた。

どのような手段をもってしても彼女を守る―
この豊かな森の姿形を変えてしまうかもしれないが、野獣は作業に着手した。

野獣はまず、街から城に到る要所要所に砦を造った。
工事しやすいよう機材等を運搬するための地下道を造りもした。数か月後、果たして砦は完成した。大小30にもなる砦であった。
主たる砦には野獣と彼女の影武者を配置することとした。

次に野獣はそれぞれの砦の間にさまざまな障害を造った。
壁や落とし穴はもちろんのこと、泳げないと渡れないほどの堀も造った。また、その堀には毒魚を放った。

次に野獣は仲間を募った。
野獣の元には多くの仲間が集まった。ある者は植物や生物に姿を変え、ある者はさらに武装し、またある者は飛行装置を身に付けた。
有事の際は各所に身を伏せ待機することとした。





ある日、仲間から報が届いた。
あいつが再び城を襲おうと画策しているらしい。
準備は整っている、かに見えた。

野獣には気がかりがあった。
この豊かな森には人間の能力を向上させる、多くの不思議な植物が生息している。
彼女を守るために野獣はこれを排除する決断をした。有事を警戒しつつ多くの仲間がこの作業に従事した。
しかしあまたの植物を刈り取る作業は困難を極めた。間に合わないかもしれない―間に合ってくれ―



しかし数日後、野獣の願い空しく再びあいつは現れた。
慌てふためいた作業者たちは取るものも取り敢えず各所に身を伏せ、戦いの準備を始めた。

最愛の人を守る為の戦いが再び始まる。



遠くからこちらを望むあいつは―





遠くからこちらを望む彼は赤い帽子に赤いシャツ、青いオーバーオールを身につけていた。